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プラスチックの何がいけないの?【マイクロプラスチック編】

プラスチックの何がいけないの?【マイクロプラスチック編】

前回はプラスチックの添加剤についてお話ししました。

今回はマイクロプラスチックについて詳しくお話ししたいと思います。そもそもマイクロプラスチックとは何か、人体や地球にどんな影響があるのか、、
今までのインスタで投稿した内容もありますが、マイクロプラスチックに関するものをまとめました。

ーマイクロプラスチックとは?ー
プラスチックの中でも、5ミリ以下のサイズになったものをマイクロプラスチックと言います。マイクロプラスチックの発生原因は大きく分けて2つあります。

①一時的マイクロプラスチック
元々小さくてマイクロプラスチックになりやすいもの
・プラスチックの材料ペレット
プラスチック製品を作る時の材料で、石油から作られるペレットという粒。  米粒くらいの大きさなので、運ばれる時にこぼれたり工場から外へ出てしまうこともあります。
・化粧品などのマイクロビーズ
歯磨き粉に使われるマイクロビーズや化粧品に含まれるラメ、香る柔軟剤のマイクロカプセルは、とても小さい為、下水処理場でも取り切れません。
・衣類のマイクロファイバー
ナイロンやアクリルなど化学繊維の服は、洗うたびに細かい繊維が流れ、これも下水処理場で取りきれない為、海に出てしまいます。

②二次的マイクロプラスチック
プラスチック製品が自然環境にさらされ、劣化し小さな破片となったもの。発泡スチロールやペットボトルなどのプラスチックゴミが、時間の経過とともに紫外線や雨風によって粉々に小さくなります。

 
ー海洋生物などへの影響ー
小さくなると海や川、森などで生き物の口に入りやすく、エサと間違えて食べてしまうことになります。
ハワイの近くで獲れた魚のお腹から17個のプラスチックが出てくるなど、実際に魚が食べていることもわかっています。日本周辺の海で行った調査では、約40%の魚からプラスチックが見つかりました。それでも浮いているプラスチックはほんの一部で、99.8%は海の底に沈んでいるという推定もあり、深海魚から見つかった報告もあります。マイクロプラスチックは浮いたり沈んだりするので、沈んでいるマイクロプラスチックがまた出てくることも考えられます。

すでにこれだけ見つかっていますが、今なおプラスチックは増え続け、世界のプラスチック生産量は年間4億トンと推計され、少なくとも年間800万トンのプラスチックが海に流出。海洋におけるプラスチックの量は2050年までに魚の質量を上回ると推計されています。(引用1)
海の魚だけでなく水道水やミネラルウォーターからもマイクロプラスチックが見つかっています。

プラスチック自体に含まれる添加剤が海洋汚染の原因にもなっています。

ー海だけじゃない大気中のマイクロプラスチックー
従来、河川から流れたプラスチックの終着点は海洋だと思われていました。しかし、2020年には河川を通じて運ばれたプラスチックゴミが粉砕されてマイクロプラスチックとなり、波しぶきと共に大気中に放出されていることが明らかにされました。その量は全世界で年間14万トンあると推定されています。(引用2)
マイクロプラスチックは分解されないため、小さく目に見えないほどのサイズになっても、永久的に海や大気中を漂い続けます。
私たちは1週間にクレジットカード1枚分のマイクロプラスチックを吸っているとも言われています。

ー人の血液からもマイクロプラスチック検出ー
オランダのアムステル自由大学の研究チームは、健康な成人22人の血液を調査したところ、約80%(17人)からポリエチレンテレフタレート(PET)やポリスチレンなどのマイクロプラスチックが検出されたとのことです。研究者はこれまでの分析では、高レベルのマイクロプラスチック摂取が人間の細胞を損傷すること、特に乳幼児は化学物質や粒子に対して脆弱であることが示されています。

ー人間が住むところから離れたら大丈夫なのかー
北極の氷から、海水1リットルあたり最大250個のマイクロプラスチックが見つかった報告もあります。氷の中に閉じ込められたマイクロプラスチックが温暖化で溶けるとまた海へ流れ出ます。このように人間が住んでいない山の山頂や海底など、世界中あらゆる場所にまでマイクロプラスチックは入り込んでしまっています。

ーマイクロプラスチックが体内に入るとどうなるかー
WHOは、マイクロプラスチックを飲食によって体内に取り入れてしまったとしても、基本的には排出されるため、心配することはない、としています。
ただ、呼吸によって肺の奥に入ったら、血液の中にまで入ったらどうなるか、にまで言及しておらず、危険性は未知数です。(引用3)

また、プラスチックから添加剤は海水には溶けに出しにくくても、生物の消化液に含まれる油分に反応して添加剤の溶かし出しを進めてしまい、化学物質が生物の体に溜まってくることがわかってきました。人間でも同じことが起こるのではないかと想像できます。(引用4)

考えられている添加剤の影響
生殖系、免疫系、他にもアレルギー、肥満とのつながりがあることもわかってきました。(引用4)

 

ーまとめー
最後までお読み頂きありがとうございます。
マイクロプラスチックは生き物にとって、人間の体にとっても影響があることが明らかになってきています。環境ホルモンなど多くの化学物質が添加剤として使われていますが、これまで影響調査が追いついていなかったので未だに多くが使われているのが現状のようです。研究が進んでこれから明らかになっていくこともあるかと思います。
すでに私たちの体に入り込んでしまっていることは研究で明らかになっているので、なるべく避けられる生活ができたら良いのではと思います。
ビニール袋などわかりやすいプラスチック製品をを避けることもそうですが、プラスチックは本当にいろんなところで使われているので、意外と普段使っている歯磨き粉や化粧品に入っていたということもあります。知識を増やして少しずつ防いでいくことが大事なのではないかと思います。

   

引用1:環境省「プラスチックを取り巻く国内外の状況」
引用2:早稲田大学理工学術院大河内博教授https://ecotopia.earth/article-4282/
引用3:同教授https://sdgs.yahoo.co.jp/featured/177.html
引用4:高田秀重教授(グリーンピースジャパンインタビュー)https://www.greenpeace.org/japan/sustainable/story/2021/01/21/49932/

 参考文献
「プラスチック・フリー生活 今すぐできる小さな革命」
(シャンタル・プラモンドン、ジェイ・シンハ / 著、服部雄一郎 / 訳)

「プラスチックモンスターをやっつけよう!きみが地球のためにできること」
(高田秀重 / 監修、クレヨンハウス編集部 / 編)

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